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花霞(はながすみ)1

2007–03–07 (Wed) 00:20
とりあえず、連載開始~♪

シキアキです。軍服です(^^)
ここは一応、シキアキメインの咎狗の血二次創作小説サイトです…(-。-;)
そう言い切ってもいいものかどうか…えらく不安なほど更新サボっている作者でございますが……(え~ん)

ま、ベタでありがちな春ネタ花ネタですけど、いいじゃ~ん。
書けたんだから文句はない。うむ。(自己満足)

しかし、えっちっちぃのごく軽いシーンだけで済ますつもりが、どうしていつもいつも私が書くとこうなってしまふのだらう・・・(悩む)

あ、今回も毎日更新は無理です。すんません。
まだ二話目を書いてる最中ですし…。
たぶん脳内プロットのボリューム的には、だいたい2~3話で終わりそうなんですけどね。
後半筆が乗れば、4話まで行くかもしれません。
一週間~十日くらいで完結させられるといいんだけどな~。

一話目はまだ序章部分にあたるので、いきなりのエロはありません(笑)
そのあたりのことをご理解の上、
それでは、どぞ~。



花霞(はながすみ)1


「ここはもう桜が咲いているのか…」
 その桜の木は、シキたちが今日の宿営を築いた場所の裏にある、なだらかな丘の上にポツンと一本だけ立っていた。意図的にそこに一本だけ植えられていたのか、それとも他の木々は戦火で焼かれてしまったのかは定かではなかったが、たとえ一本きりでも充分なほどみごとな満開の桜だった。

 水温み爽風そよぐ、いかにも早春という言葉が似合う頃。
 ここしばらく進軍を控えていたシキだったが、冬の間に十分に蓄積しておいた軍事力をもってニホン全土を制圧せんがための遠征を再開した。強化されたラインを投入された精鋭たちはその士気も高まり過ぎるほど高まり、今解放してやらねば爆発寸前のところまできていたせいでもある。それほどシキの私兵たちは気概に溢れていた。それらもすべてシキの計画通りであったが…。
 ラインゆえの能力向上に加え、凄まじいばかりの破壊衝動も殺戮願望も、倒すべき敵に向けられるのならば、兵士としてこの上もなく頼もしい戦力と為り得る。彼らは、彼らの敬愛する総帥シキの下、無敗記録を更新し続け、もはやニホン全土がシキによって制圧されるのは時間の問題だった。
 これは、ラインの効果を知り尽くし、ましてや、己とアキラ、相反する効果を持つ二つの血を手中にしているシキだからこそ、できる采配でもあった。
 絶対的なカリスマの下に自ら集う私軍に、多少の揉め事はあっても、主君に対する裏切りは無い。
 あるとすれば………………


 長期の遠征になると、シキは必ずアキラを伴った。数日程度の戦いならば、喜んで黒き城の留守居を預かるアキラだったが、長期戦が予想されると、自分から同行を願い出た。シキを守るためではない。今のシキに警護など必要ない。ただ単に、長く離れていることにアキラが耐えられないからだ。そしてそれはシキも同じだった。身も心も運命さえも、互いに唯一無二の存在であれば当然のことだ。
 アキラは、シキにしばらく抱かれなければ、疼く身体を持て余し辛い思いをすることも、隠しようのない事実であることを、今ではしっかりと認識していた。
 またシキも、性的欲求を満たすためだけならば、なにもアキラを連れていかずとも、遠征先でいくらでも調達はできた。だが、やはり血のなせるわざか、それとも互いの気持ち在りきのせいなのか。抱いた後、欲求を満たすこと以上に、新たな全身に行き渡るほどの活力までも漲らせてくれるのは、アキラを置いて他にはいなかったのだった。
 けれどそれも、シキがアキラを遠征に連れていく最大の理由ではなかった…。

 自分とシキの宿営地の部屋を整え終わったアキラは、ふと手の空いた時間を利用して、先ほど部屋の窓から見かけた桜の木のところに行ってみることにした。
 シキは今、軍議の真っ最中だ。短期戦なら黒きシキ軍の誇る四将軍たちは、それぞれ自分の軍を率いて出兵していくが、今回のような大掛かりな長期遠征の場合は、全員が揃って総帥に付き従っている。これだけ本格的な侵攻作戦は久方ぶりだった。それだけシキの本気が窺えるというものだ。
 冬になる前にと制圧してしまった東北地区に続いて、今度は、早々に配下となっていた中部を足がかりに近畿中国地区まで攻め入り、おそらくはこの遠征で本州全土を支配下に治めてしまうつもりなのかもしれない。肉体も頭脳も超人となってしまったシキの思惑を図れる者など、誰一人としていはしなかったが…。
 対個人なら、四将軍と言えど負けるつもりはなかったが、軍勢を指揮するとなるとアキラの領分ではない。シキの側近として軍議に参加しても誰も異を唱えるはずもなかったのだが、アキラは自分からそれを辞していた。これだけの猛者が近くに控えているのなら、自分がでしゃばるまでもないと考えたのだ。あくまで己が分をわきまえた、その控え目な態度が、周りの者たちの目にどんな風に映っているのかを知るべくもなく。


 アキラは桜樹の下に佇んで、今を盛りとばかりに美しく咲き誇る様を見上げていた。
 離れて眺めれば、麗しくも清楚な風情の桜だが、こうして真下から見るとまた赴きが違う。背後に広がる青空はもちろん、木漏れ日さえも通さんとばかりに、咲き競い咲き乱れている。
 その圧倒的な絢爛さに、気圧されそうになってしまう。
 ― 桜花爛漫 ― の言葉のままに。まるで……。

「…シキ、のようだ…」

「俺がどうしただと?」



 ―――― 続く
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