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花霞(はながすみ)2

2007–03–13 (Tue) 21:42
すんません・・・・風邪ひいて寝込んでました(涙)
本当ならもっと早くに2話目アップできてたはずなんですけど…。
お詫びにここからは、少し更新ペースアップしていきたいと思います。
つっても、そんなに長い話じゃないんで、すぐ終わってしまいそうですが(汗)

やっとエロさの片鱗が…(笑)
けどまだ、○○てないし(爆)
どこまで焦らすんじゃー!というお叱りは受け付けません。
ほほほのほ。
楽しみは後にとっておかないとね(石投げられそうだ)


花霞(はながすみ)2


「?!」

 突然問いかけられて、驚いて振り向きはしても、あまりのことにアキラは声も出ない。たった今まで、足音どころか気配さえも無かったはずなのに…。
 総帥であるシキの側近として常に彼の傍に控えているアキラは、必要以上に日々の鍛錬にも励んでいる。実力第一のシキの軍隊において、お飾りだの総帥のお情けだのと、決して言われないために。ひいてはそれがシキの評価にも繋がるのだと承知してもいたから。自分のせいで、シキに僅かの翳りもあってはならないのだと。
 そのアキラが、こんなに近くに、それも手が届くほどすぐ後ろに来られるまでまったく気づかなかった。
 けれど、シキならそれも無理からぬことかもしれない。
 そう、今のシキなら。
 アキラなど到底足元にも及ばない、常人の能力を遥かに超えてしまっている、今のシキなら。足音はおろか、その気配さえも完全に消し去って、寸前まで相手に気取られることなく近づくことも不可能ではないのだろう。

「いえ。…この桜の咲き様があまりにみごとだったもので。まるでシキ…様のようだ、と思っただけです」
 からかいを含んだシキの表情に落ち着きを取り戻したアキラは、そう言ってまさに頭上の桜と競わんばかりの花の顔(かんばせ)を無自覚にフワリと綻ばせる。
 その様子を目の当たりにしたシキが、僅かに瞠目したことなど、当の本人が気づくはずもない。ましてや、主の胸中に急速に沸き上がってきた衝動にも、それを引き起こした原因が己にあることなど、夢にも思いはしなかった。これがシキでなければ、当に理性を失い圧し掛かられていたであろうことも。
 アキラは、桜の花の美しさがシキに通じることはいわずもがなで、単に今を盛りに咲き誇っている勢いをシキに例えただけなのだが、シキにすればお笑い草だった。
 先刻シキがアキラをこの木の下で見つけた時、一瞬、桜の精と見紛うほどだったのだ。男の身でありながら、更には堅苦しい軍服に身を包みながらでも、だ。そんな己が存在のことを、まったく自覚の欠片も持っていないことが、もはや罪にも等しい。
 さぁっと軽やか音を立てて、様々な植物の目覚めの匂い、春の香を含んだ風が二人の間を吹き抜けていく。

「まったく、お前は…」
 軽いため息とともにチラリと四方に目をやってから、シキはおもむろにアキラを抱きすくめた。
「…はっ、シ、シキッ…様っ!」
 驚いた一瞬後、ここが誰の目に触れるかもわからない野外だと思い出し、身を竦め逃れようともがくアキラ。それに構わず、シキは腕に力を入れて更に拘束した。
「なんだ、俺から逃げたいのか?」
「いっいえ、そうでは…、でも……」
 はたから見れば、じゃれあいにしか見えない押し問答。
「フン、心配など無用だ。俺にぬかりがあると思うか?」
 そうだった。シキが何の考えもなく、無防備な行為に及ぶはずがない。おそらくは、少し離れた場所に警護の兵を配置してあるのだろう。それならばと、ようやくアキラは強張っていた身体から力を抜いた。
「そ、それもそうですね。失礼いた………んっ」
 抵抗がなくなった途端、激しく唇を奪われる。すぐさま進入してきたシキの舌でクチュクチュと口内を犯される音が、恥ずかしいほどあたりに大きく響く。しかし、始めは戸惑いがちに受け入れるだけだったアキラも、次第に音も野外であることも気にならなくなってくる。
 心底敬慕している相手から求められて、嫌なはずがない。身体の芯から希求しているものを与えられて、嬉しくないはずがない。

「アキラ…」

 濃厚なくちづけの合間に熱い睦言のように名を囁かれれば、もうそれだけでアキラは腰が砕け、自ら逞しい肩に縋りついてしまう。絡まり合う舌を自分からも追い求め、愛しい人の一滴の唾液も逃すまいと、重なる唇の角度を深くする。
 いつもは人一倍硬い「禁欲」という殻に覆われたアキラの理性も。ひとたび火が点けばそこらの娼婦よりも淫乱で艶やかな媚態に変わることを知っているシキは、更に煽るために既に固く育っている互いの欲望の証を服越しにグリグリと強く擦り合わせた。
「んっんんぅぅ……」
 堪えきれないアキラの喘ぎが、未だ離れないくちづけの、その奥の喉を震わせていた。同時にガクガクと力の入らない足も震え始める。そして、離れたくないと無意識のアキラの腕が、シキの首へと回り抱きしめた。
 アキラが自分から強くしがみつくよう仕向けたシキは、ニヤリと口端に笑みを浮かべる。これでシキが抱きかかえて支えてやらずとも、アキラが倒れこむことはない。屋外での情事に必要な配慮を、シキが忘れるはずがなかった。
 自由を得たシキの両手が自在にアキラの身体中を這い回り始める。軍服の上着はそのまま前をはだけられ、下はベルトを抜かれ足元に落とされた。カッチリとした軍服の下にスラリと伸びたアキラの白い下肢が艶かしい。また、上着の裾からアキラの欲望がチラチラと見え隠れする様は、まさに淫猥さの極みだった。



 ―――― 続く
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