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CRISIS CORE CONTACT -5-

2008–02–08 (Fri) 12:04
第5話。

だいたい二日に一回の更新も、そろそろ怪しくなってきた。
つまり、ストックがなくなってきたということですね…(ーー;)
さっさと続きを書かなくてはぁ~(汗)(汗)

しかし、今まではこのブログ、咎オンリーでやってたのに、咎以外(主にFFだけど)も掲載するようになっても、ちゃんとついてきてもらえるのだろうか……。
大いなる福音……じゃねぇ(汗)…疑問なのですが。
(知り合い関係は大抵FFもプレイしてるの知ってるからいいんだけども)

それと、7のザックラ書いてんだから、そっち系の同盟やサーチとかも登録した方がいいのかしらん?
書いたからには、少しでも多くの人に読んでもらいたいだよね、やっぱ…。
でもなぁ、私的にはたった一作でそういうの登録するのは、えらく気がひけるのですよ。
話数というかボリュームはそれなりにあるつもりだけど、作品的にはまだ一作目だしね。

さて、本編はやっとクラウドの告白からザックスの苦悩へと移ります。
まー、ザックスのことだから、クラウドと違って早々に結論出すと思いますが…(笑)
エロまで、もう一息?(^。^;)


CRISIS CORE CONTACT -5-



 じっと前方を見据えて喋っていたクラウドが、真っ直ぐにザックスへと視線を合わせる。
「そんな時、ザックスに逢った。俺と違って明るくて活動的で、一緒にいると楽しくて、なのに強くて頼りがいがあって」
「買い被り過ぎだ、クラウド。俺はそんな大層なヤツじゃない」
「いいんだ、俺がそう感じたんだから。そんな風に思えたソルジャーは初めてだったんだ」
「その頃はまだ、俺、2ndだったけどな…。ま、すぐに1stになったけど」
 実際に1stに昇進した時の、思ってもみなかった味気なさを、おどけた口調とウィンクで茶化しても、クラウドはごまかされなかった。
「うん、そのこともすごいと思った。裏表のない、こんな人も1stになれるんだってわかって、俺はすごく嬉しかった。ザックスのおかげで、俺みたいなのでも頑張ればソルジャーになれるかもしれないって思った。また希望が持てるようになった。ザックスのようなソルジャーになりたいって、思えるようになったんだ」

「クラウド……。それは……」

―― それは幻想だ。
 俺は、ソルジャーは、そんな風に思ってもらえるような存在じゃない。
 そう言えれば、どんなに楽だろう…。
 夢として語られているソルジャーたちの現状を思えば、ザックスの胸に苦いものが過ぎっていく。

「それで………。だから、思ったんだ。何度も命令違反してる以上、どうせ俺の昇進なんていつになるかわからない。下級兵士でいる限り、これからもまた、あの命令は何度でも言い渡されるんだろう。けど、やっぱりソルジャーにはなりたい。だったら……」
 希望に溢れて上気していたクラウドの顔が、次第にまた思いつめた表情へと変わっていく。

「だったら?」

―― おまえは何が言いたいんだ? クラウド…
 そんな、血の気がなくなるほどに、強く両手を握り締めて。
 そんな、見ている方が苦しくなるような、蒼褪めた顔をして…。

 心の奥底に秘めていた想いを、絞りだすようにクラウドは告げる。
「ソルジャーになるためには、いつかは上官の命令に従わなければならない…なら……、俺は…、せめて最初はザックスが…、ザックスに…抱かれたい……」

「クラウド……、おまえ…」

 唖然とした。悲痛なまでの決意に。まさか、そこまでとは思いも寄らなかった。クラウドの性格からして、この告白を口にするために、いったいどれほどの勇気を振り絞ったのだろう…。

―― それを俺は無碍にしようとしていたのか…。

 しかし…。
「昨日も言ったけど、ソルジャーなんて、そんないいもんじゃないぞ」
 モンスターみたいなもんだ、そう言ったはずだ。
 けれど、最も言い出し難くて一番言いたかった最後の言葉を吐き出してしまったクラウドは、もう恐いものなどないかのごとく言い募る。
「そんなことはない! ザックスは。俺はザックスみたいになりたいんだ!」
「だから、俺に抱かれたいって? ……俺だってロクなもんじゃない」
 自嘲を込めて吐き捨てるように諭しても、もはやクラウドは聞く耳を持とうとしない。
「そういうこと言うな! ザックスが自分のことをどう思っていようと勝手だけど、俺は俺の知ってるザックスを信じてる! 憧れてるんだ!」

「…!」

 いつものクラウドとは似ても似つかぬ激しさ。それが、どれだけ真剣にザックスのことを思ってくれているのかを、克明に現していた。
 ここまで一途に慕われて、嬉しくないはずがない。ザックスが弟のように思っていた相手から告白されたんだとしても。自分はまだしも、クラウドは男同士だからという言い訳など通用しないだろう。現に、そういったセクハラめいた理不尽な命令を何度も受けている身なのだから。ちゃんとザックスを性的対象として見て、蔑まれることも覚悟の上の一大決心だったのだろう。
 けれど、こんな自分に憧れるなんて、憐れ…だと思う。

―― いや、違う。これは………

 憐れとは違う。切なさ…? いじらしさ? それとも…………愛しさ?
 上を目指して一心に突き進もうとする姿勢は、ザックスにも通じるものがある。アンジールに憧れ、追いかけて追い越したくて必死に頑張っていた、かつての彼に。
 必ず1stになって、いつかは英雄と呼ばれるようになってやる、と。

―― 俺は、クラウドに自分自身を重ねていないと言えるのか?

 そんな状態で、俺はクラウドを抱けるのか?
 ここで、クラウドの必死さにほだされてしまったら、取り返しのつかないことになりはしないか?
 お互い、後悔しないと断言できるだろうか…?

「……やっぱり、ダメだ」
 しばらく自問自答していたザックスが導きだした答えは、拒絶だった。
 身動きも出来ず、ただひたすら祈るような気持ちで見守っていたクラウドは、彼の無慈悲な返答を聞いた途端、全身で叫んだ。
「なんでっ!」
 痛々しいほどのクラウドの取り乱し方に、ザックスも沈痛な面持ちになる。
「もし他のソルジャーたちがそんなことしていたとしても、俺たちまで落ちることはない。きっと他の方法があるはずだ。だから…」
「ザックスまで、そんなこと言うんだ…」
 最後の頼みの綱を切られたも同然のクラウドは、今にも泣き喚きそうだ。
「クラウド…」
「どうして…、ザックスならわかってくれると思ったのに」
「だから、他の…」
「もうやったよ。思いつく限りのことを、俺の精一杯でいろいろ頑張ってみたんだ。でも、無駄だった。どれだけモンスターを倒しても、どんなに手柄を立てても、たった一回の命令拒否で全部帳消しにされる。下級兵士の功績なんて、上官の報告がなければ上には絶対届かないんだ!」
 元々外交的とは言えないクラウドの性格が、卑屈とさえ取れる現在の言動になっていったのは、そういう経緯もあったのか…。
 初めて逢ったモデオハイムの任務の時にわかったことだが、クラウドの戦士としての能力は決して低くはない。むしろ突出している方だと思う。それなのに、未だに下級兵士のままだということが、ザックスにも何か解せないものを抱かせていたのだ。
 コツコツと真面目に任務をこなしても、本来なら任務とは関係ない行為を強要されてそれを突っぱねただけで、それまでの努力も結果もすべて無かったことにされる。信じたくはなかったが、クラウドがここまで言うのなら、それが今の神羅軍の一つの実態でもあるのだろう。
 それでも、そういう反吐を吐きたくなるような上官は、極少数なのだと…思いたい。ミッドガルの警備を担当していた隊長のように、尊敬できる実直な人物だってきっと少なくないはずだ。
「おまえの言うとおりかもしれない。だからって…」

 急に、それまでの激しかったクラウドの口調が静かになった。
「もう、いいよ。わかった…」
「おい? クラウド?」
「変なこと言って悪かった。勝手かもしれないけど、できれば今言ったことは忘れて欲しい」
 感情の無い人形のような表情。すっかり抑揚のなくなってしまった口ぶりが、ザックスの不安を掻き立てる。
「まさかおまえ、おかしなこと、考えてたりしないよ…な?」
「……ザックスには、関係ない」
「クラウド!」
 ついさっきまで縋るような目をしていたくせに、手の平を返すように関係ないと言う。さすがに、ザックスはつい大声で怒鳴りつけてしまった。途端に、クラウドの無理やり被っていた無表情の仮面が剥がれる。
「…だって、だって仕方ないじゃないか! もう他にソルジャーになるための方法が、今の俺には無いんだ! ザックスじゃなければ、もう誰に抱かれようが同じだ!」
 仮面が剥がれてしまえば、支えてくれるものを失くした今のクラウドは脆い。今まで頑なに拒んできたことさえ、もうどうでもいい。最後の希望の光だったザックスに見放されてしまった絶望感に比べれば…。
 自分などどうなってもいいとばかりに、クラウドは喚きながら首を激しく振って、両手で頭を抱えこんでしまった。

―― クラウドが、どこの誰ともわからないヤツに抱かれる?

 そう思った途端、またも、ズキリ、とザックスの胸が痛んだ。しかも今度は、まるで心臓に太い針を突き刺されたような、息もできないほどの鋭い痛みだった。

―― ちょっと待ってくれ…。どうして、俺はこんなに胸が痛いんだ…?

 ここまで苦しんでいるクラウドを前にして、俺はどうしたらいい?
 そうだ、クラウドのためになんて口実が必要なんじゃない。俺が、どう思ってるか、だ。
 ……俺はどうしたいんだ? 俺はどういう風にクラウドを見ている…?

「クラウド。…もう少しだけ、考える時間をくれ。頼むから…」
「…………」
 クラウドの返事はなかった。もうどうにでもなれと思っているのがありありと見て取れる。頼むからそのままじっとしていてくれと願いながら、ザックスはもう一度己の心に問い掛け始めた。



   ― 続く ―
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コメント

>Luna★さん
感想ありがとうございます。
ほんと、感想いただけると励みになりますよ~v

そう、CCでもニブル村での出来事はかなり省かれてましたね。
一日目からいきなり七日目になっちゃうし…。
でもそういう時間的に不明瞭な部分があるからこそ、二次で書く余地もあるんですけどねー(^^;

ティファとエアリスのことも、ちゃんとこの後、位置付けを明確にする予定でいますよ。
しっかりプロットに組み込んでありますし。
いつ入れるかは、まだ未定ですけど…。(ひょっとして今回の話の中には入れられなかったりして…)
次作では、エアリスのことだけはちらっと(ホントにちらっとだけ)出てきてますが。

この後?
うふふふふふふふ・・・・。(謎の笑い)

サーチ登録、しちゃおうかなぁ…。う~ん…。
どこかいいとこ、ありますかね?
もちろん、18禁BLザックラOKのとこで。つか、それメインで。
とりあえず、自分でも探してみますねー。

ふぅむ~~

第五話、読ませていただきました~。
こうして改めてテオさんの作品を読んでいると、そうですね…CCの中ではかなり(っていうかむしろ無謀なくらいダイジェストだし)はしょられてるのがよーーーっく分かりますね。

ザックスはソルジャーの、はては神羅の存在自体に疑問を感じて葛藤していて、クラウドも神羅の暗部を知りながらもソルジャーになる夢を諦められず、なれない自分を卑下してしまって、しかも今は任務で自分の出身地にいなければならない訳で。
お互いに恋人とまではいかないにしても、気になる異性がいる設定だし、そこから男同士に持っていくには確かに理由というか、きっかけが必要ですよね。
戸惑いもあって当然だろうし…
でもテオさんの小説読んでると、そこの気持ちの揺れも細かに描かれていて嬉しいです。
そうそう!そうだよね、って。
で、続きが読みたくなる…と(笑)

こ、この後二人はどーなるんですかね??
もっもっもしかして・・・・・(ジュル)
あっいかん!よだれが(´ρ`)

サーチ、登録してもいいんじゃないでしょうか?
作品としてはいち作品でも、ボリュームはかなりのものになりそうですし・・・。
確かに始まりは私がねだったからですが(笑)やっぱりできるだけ多くの人に読んで欲しいです。
せっかく頑張って書いてくださってるんですものね!!

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