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CRISIS CORE CONTACT -12- (終)

2008–03–19 (Wed) 03:57
CRISIS CORE CONTACT(略してCCC)第12話、最終話です。

やっと終わったぁ~!
(つーか、終わらせた…)
今回もまた突貫工事だったため、誤字脱字きっと有りの推敲未満のダメ作者です。
後日、またもや大幅加筆修正の可能性大アリです(ーー;)
どーかどーか、お許しをば。
もうね、さっさとアップしちゃわないとね、いつまで経っても修正かけちゃってね、終わらないんすよ…。
そのせいで、この最終話、いつもの倍近くの文字数いっちゃってるしね。あっはっは!(ほへ~)

前半、ミニノベ風の甘々展開ですが、後半は……。
ちゃんとクライマックスになっているのか、不安でしょーがないんですがね(大汗)

と、とりあえず、脱稿の感想や執筆中の裏話などは、また次の記事で書くことにします。
他にもいろいろと、読者様たちにお聞きしたいこととか、お話したいこともあるし。

それではとにかく、CCC最終話、お楽しみくださいませ~m(__)m
(できたら読み終えた後で、メールでも拍手でもコメントでも、ちみっと感想などお寄せいただけると、めちゃくちゃ嬉しいのですが…)


本連載に最後までお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございました。


CRISIS CORE CONTACT -12-


      ◇


「それにしても、クラウドのおふくろさんのシチュー、旨かったな」
「うん、おふくろ、シチューだけは自慢できるんだ」
「俺んとこのおふくろのシチューも旨いんだけどさ、いつもじゃがいも多過ぎるんだよな」
「あ、俺のとこもたまにそうだ」
「でさ、俺がシチュー好きだからいっぱい食うだろうって、たっぷり作ってくれるもんだから、次の日になるとじゃがいもが融けてドロドロになっちゃっててさぁ」
「…それ、すごくよくわかるかも」
「ホラっ、…こんなっ風にっ!」
「…ぁっ…は…、そん…描き回された…ら、ザックスのが…出…」
「俺のでドロドロになってて、シチューより旨そうだ、クラウド…」


     ◇ ◇


「こうしてると、本当におまえって…」
「は…ぁ、ん…なに?…ああっ」
「ほら、ここ、こうやると…」
「あっあっああぁ!」
「で、ここも…」
「あぅっ、はっんぅ…」
「こんな感じやすい体してて、今までよく無事だったもんだよな」
「そん…な…」
「ああ、そういや、おまえって見かけによらず結構強いんだもんな」
「見かけによらずって…」
「あ? 勘違いすんなよ? いい意味でだぞ。それで俺、なんでおまえが未だに下級兵士のままなんだろうって、すごく腑に落ちなかったんだ」
「…ふ…ぁ」
「そうだよな、あんな理由があったんじゃ、いくら実力があっても上には登れない、か」
「…あ、…やぁ…、だ…め…」
「でもま、俺にとっちゃ、クラウドに力があってラッキーだったってことだな」
「ん…、だって…ザ…ックスだか…」
「うん、俺だからおまえも抱かれたいし、俺もおまえ抱きたい」
「だ……、やっ…もっ、うっ…」
「くっ、…やべっ、俺も…」
「あっああっ、ザック…そこ、はっああ…いい…」
「うわ…、たっ…待てっ、それマジやば…いって!」
「はぁあああぅっ!」
「………っくぅ。…くっクラウド、それ、反則…」
「はぁはぁ……? なに…が?」
「…ったく、無意識かよ…。とんでもねーな」
「……っ、…え?」
「ま、いっか。これからも、そういう誘いは俺だけに、な」
「当たり前…だ。ザックス以外に、俺、甘えるつもり…ない」


     ◇ ◇ ◇


「おまえ、いつ頃から俺のこと、こういうふうに意識してたんだ?」
「…え、いつって言われても……」
「まさか、最初っからってことはないよな?」
「そりゃ! 俺だって…まさか男とこうなるなんて、前は考えもしなかったし」
「やっぱり、軍の悪習のせいか…」
「……うん、それもあるけど」
「ん?」
「ザックスが髪型変えた日にさ、訓示…っていうのかな? それ言う前に、一般兵士の列にいた俺に言ってくれただろ?」
「……ああ」
「『ソルジャーになりたいんだって? がんばれよ』って」
「そう、だったな…」
「あの時、本当に嬉しかったんだ。…たぶん、あの頃から…だと思う。あ、それと」
「何だ?」
「ジュノンで、乗り物酔いでフラついてた時にも、飯おごってやるって誘ってくれた」
「あったなぁ、そんなことも」
「弱ってる時にあんな優しい言葉かけられたら、誰だって…好きになるよ…」
「そうか? ……そうかもな」
「ザックス?」
「俺も、おまえの言葉で何度も助けられた」
「え、ホントに?」
「ああ、本当だ」
「それって、いつ? どん……なっ! ん、ザッ…」
「いいから、今はもう言葉なんかいらない、だろ?」
「…ぁ、……んんっ」


    ◇ ◇ ◇ ◇


「そういえばさ、クラウド」
「何? ザックス」
「その…、俺とこうなってること、もう一人のヤツに感づかれたり…なんて…」
「ふふ、もうとっくに知られてるよ」
「げっ! マジかよ…」
「俺たち下級兵士には……よくあることだから、見て見ぬ振りをするのが不文律になってる」
「ったく、つくづくとんでもない慣習だな」
「うん。でも、俺もそうしてたから…」
「何事もなかったように周りが振舞ってやらなきゃ、居た堪れないよな、確かに」
「…うん。中には上司に気に入られちゃって、すっかり愛人扱いされてたヤツもいたから」
「へ? マジ? …ってことは、毎晩…」
「だから、何事もなかったように接するっていうのは、俺たちの方にも都合が良かったんだ…」
「だけど、クラウド、おまえは堂々としててもいいんだぞ?」
「え?」
「キッカケは何であれ、俺たちはれっきとした恋人同士なんだからな」
「………うん」
「じゃあ、今度はおまえが上な」
「ザックス……。元気有り過ぎだ…。もうすぐ朝だっていうのに…」
「こんな待つだけの任務なんて誰が大人しくやってるかってーの。おまえと一緒じゃなきゃ、俺とっくに放り出してるぞ」
「俺と一緒だから、我慢できてる?」
「いーや、おまえと一緒にこうしていられるから、待つだけの任務もかえって楽しい」
「ザックス…。……は、んっ…あ…」


    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


「ティファって、おまえの幼馴染なのか?」
「そう、なるかな…」
「ひょっとして、初恋、とか?」
「……………」
「いいさ、そういう相手がいたって。実は、俺も気になる女の子いるから」
「えっ!?」
「いいから、ちょっと聞けよ」
「……ん」
「やっぱり、俺も、おまえだって男なんだしさ。気になる女の子の一人や二人いたっておかしくないさ。最初っから男が好きってわけじゃないんだし」
「うん、そう…かな?」
「だけど、おまえのことを好きだって自覚した今でも、彼女のことは俺は守ってやりたいと思う。辛いことばかりだった人生のせいで、空を見るのが恐いと言ってる彼女に、いつか青空を見せてやりたいと思う。おまえもきっと事情は違っても、似たようなこと思ってるんじゃないか?」
「ザックス……」
「それで、いいよな…」

 クラウドには、認めてもらいたい人がいる。
 ティファ。
 初恋というには、あまりにも幼すぎる気持ちだったが…。
 幼き日、母を亡くし悲しんでいた彼女を慰めたくてもそれが上手く出来ず、無謀な行動の結果、一緒に谷底に落ちてしまった。苦い記憶。
 彼女の父から当然のごとく遠ざけられても、なおも彼女を守りたいと思い続けた。
 彼女に、自分を認めて欲しい、という気持ちばかりが募った。
 だから、ソルジャーになって、英雄になって、有名になろうと思った。
 白い蔑みの目で見ていた村人たちを、ティファの父を、見返したかった。
 けれどそれ以上に、ティファを守りたいという気持ちは強かった。

 ザックスは、エアリスのことが無性に気になっていた。
 彼女への思いは、どちらかといえば、最初クラウドに感じていたのと同じような庇護欲的なものだった。
 が、彼女にはクラウドに対するより、より神聖な気持ちが勝っているような気がする。
 クラウドと肉体的にも結ばれた今でも、彼女に抱いている気持ちがまったく変わっていないことが、その証拠だ。
 ミッドガルの冷たい地盤の下で、健気に懸命に生きている彼女に、青い空を見せてやりたい。
 彼女の笑顔を見たい。守ってやりたい。
 その気持ちは、今も変わらない。

 そして、クラウドとザックス。

 彼らは言葉にしなくても、互いに理解し合っていた。
 クラウドにとってのザックスは、自分がそう在りたいと願う、唯一の理想のソルジャー。
 いつか同じソルジャーとなって、一緒に戦うことが今のクラウドの夢でもある。
 こうして体を重ね合う関係となっても、ザックスならきっと対等に向き合ってくれる。
 ザックスと、いつも一緒に戦い、ずっと一緒にいたい。

 ザックスにとってのクラウドは、今は下級兵士でも、いつか自分と肩を並べるかそれ以上の存在になれる可能性を秘めた相棒。
 アンジールがいない今、自分が命を預けられるのは、もうクラウドしかいない。
 セフィロスやジェネシスは、自分とあまりにも感性が違い過ぎる。
 クラウドとなら、なんの気兼ねもなく一緒に生きていける。

 共に苦難を乗り越えて、共に泣き、共に笑い、共に生きていく。

 きっと ―――


        ◆


 ニブルヘイムに来てから、ついに6日目の夜。
 作戦責任者のセフィロスが不在のため、任務を遂行することができず、彼らは無為に日々を過ごすしかなかった。
 ただセフィロスが地下から出てくるのを待つだけの毎日に、さしものザックスも相当参っていた。事態の原因も変化もよく掴みきれてない上に、考えるより先に行動してしまうザックスにとっては、待つだけの任務というのは土台無理というものだ。それがこれまで辛抱してこられたのは、一重にクラウドのおかげだった。募るばかりの苛立ちも焦りもすべて、クラウドがその愛しい体と心で、毎夜優しく受け止め解かしてくれたからだ。
 今、この場この時に、クラウドが居てくれたことに心底感謝しているザックスだった。

「なあ、俺たちってどういう関係になるのかな?」
 ひとしきり愛し合った後、いつものように睦言を交わし合う。
「え、関係って?」
 今更な質問に、クラウドが顔を埋めていたザックスの裸の胸から、怪訝そうに見上げてきた。
「う~ん、お互い好きなんだから恋人同士だって、この間言ったけどさ。男同士だしなぁ。ちょっと違う気もするんだよな…」
 前みたいに怒り出すか、それともまさかまた泣きはしないよな、と語尾を少し濁したザックスだった。
「………」
 が、そんな彼の懸念をよそに、クラウドも僅かながら肯定の表情を浮かべていた。
「クラウドはどう思ってるんだ?」
 だから一層気になって、彼の本当の気持ちを問い質したくなったのだ。

「……友達、かな」

「トモダチ~? おいおい、友達はこういうこと、しないだろ?」
 ちょん、と唇に軽いキス。恋人同士ならではの。それをくすぐったそうに笑いながら受けてから、至極真面目な顔に戻ってクラウドが言った。

「でも、俺は友達いなかったから…。俺にとっては、友達が一番大切な人のことだ」

「クラウド……」

 以前、友達だとザックスが言った時の、意外そうな、そしてとても嬉しそうだったクラウドの顔を思い出す。あの時からクラウドは、もしかしたらザックスでさえも、意識せずに特別な感情を互いに持ち始めていたのかもしれない。

「そうか…。そうだな、俺たちは恋人同士だけど、友達だ」

「うん」

 本当に嬉しそうに頷くクラウド。

「ただし、特別の、な?」

 意味深なウィンクとともに囁く。

「…うん」

 そして、クラウドは見たこともないほど幸せそうに微笑んだ。

 その後、再び二人で燃え上がり、互いの欲するまま貪り合った。いつもより早めの夜半過ぎに、二人寝入ってしまうまで。
 ふと、眠ったばかりだったのに、クラウドが目を覚ます。
 ―― なんだか、外が明るい?
 まだ夜明けまでには、随分と時間があるはずだった。言い様のない不安に駆られるクラウド。
「ザッ……」
 隣で安らかに眠る、この世で一番愛しい人を起こそうとして、すぐに思い留まった。このところの状態に、ザックスが随分と業を煮やしていたのをクラウドは知っている。肉体的に受ける傷や痛みなどよりも、精神的なもの方が遥かに彼にとっては苦痛だということも。
 ―― とりあえず、俺が様子を見てきてから…
 そう思ったのも当然だっただろう。クラウドはただの兵士で、ザックスはソルジャーなのだから。状況によっては、セフィロスがいない今、ザックスがすべての事態の処理や収拾をつけなければならない。そうなったら、クラウドたちができることは何もないのだ。ならば、もし些細なことだったら、今わざわざ彼を起こす必要などない。自分と見張りをやってくれているはずのもう一人の兵士で対処にあたり、それができそうもなかったら、その時初めてザックスに伝えにくればいいだけのことだ。
 そんなふうに判断したクラウドは、ザックスを起こさないよう、そっとベッドを抜け出してから、素早く兵士服を身に着けた。この数日間で、ザックスに抱かれることにすっかり慣れた体は、激しかった昨夜の情事のダメージはほとんど無い。それは、クラウドの若さと柔軟性のおかげでもあったが、たぶん彼になるべく負担を掛けないようにと、ザックスも気を使ってくれているのだろう。
 着替えながらそのことに思い至ったクラウドが、切なさを溢れさせた眼差しで眠るザックスを見下ろした。
 ―― ザックス、俺の。…友達
 そして、愛しくて堪らない、恋人。
 いつまでもそうしてザックスを見ていたい衝動を振りきり、クラウドは部屋を出て、宿の階段を降りていった。

 宿のドアを開け、外に出たクラウドが見たものは ―――――


 あたり一面に広がり始めた炎、業火だった。


 それは、クラウドとザックス、二人の蜜月の終わりを告げる焔でもあった。




   ― 終 ―  ( …and, return to CCFF7 )

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コメント

ありがとうございます

>Luna★さん
いえいえ、感想いただけるだけでも嬉しいですv

でもそうですねー、Luna★さんのことだから読まれたらきっと感想くださるんだろうから、忙しくてまだ読めてないのかと思っていました。
自分でも、最終話がちょっと…って感じもしていたので。
(まあ、後を引かせるって意図もチラっとあったりもしたのですが…)

後編というか続編も、サイト公開考えたんですが、結構鬼畜な話になりそうだし、こっから先はホントに暗い内容ですから、CCFF7が好きで好きでどうしても読みたいって方だけに読んでもらおうかと思って同人誌にしようと思いました。
(ネットだと簡単に目に入るから、それほど好きでない人も読めてしまいますしね)

絵の方は一回お願いしてもう断られてましたからねー(^^;;

とりあえず、連載は終了しましたから、お約束は果たせたかな?
今度お逢いしたら、またいろいろと感想を聞かせて欲しいです。

大変遅くなりまして<(_ _)>

すぐに読ませてもらってたんですが、感想書くのにはじっくり読み返して書くタイプなので、もう一度じっくり読んでから…と思いながら、連載終了からだいぶ経ってしまいました。
リクエストしておいてすみません<(_ _)>
何かとばたばたしてまして、一人でじっくり読める時間もなく、きちんとした感想でなくて申し訳ないのですが、とにかくお礼だけでもと思って。
連載終了、お疲れ様でした。そしてリクに答えてくださってありがとうございました<(_ _)>

この先が読みたいですが、続きは同人誌なんですね!
しかも漫画になるかも?とーーーっても楽しみです。絶対買いますよ(^^)
私にもっと画力があってなおかつもっと早く描ける実力があったなら、是非相方に立候補したかったんですけどね。。。
残念です。
いつかテオさんと組める日を夢見て、とにかく今は精進します(^^ゞ

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